車のオイル交換や点検がいかに大事かということ-アンビリーバボーより
2017/02/19
今年の6月、滋賀県のショッピングセンターの駐車場で、
車の中から若い男女の変死体が見つかりました。
男性は運転席を倒して寝た状態で、
女性は助手席で座った状態で見つかりました。
車内に遺書はなく、特に目立った外傷も無い。
死因を調べた結果は、、何個もの不運な事柄が重なり、
死亡事故につながったと、番組で放送していました。
死因は一酸化炭素中毒、度重なった不運な事柄とは
死因は一酸化炭素中毒だとわかりました。車内に練炭や、それに近いものは何も無く、
不思議な事故でしたが、調べた結果分かったのは、
・マフラーが破損していた
・車体の下側に亀裂があった
男性の車は、その数か月前に後部をぶつけていたということです。
古い車なので、なおさないでそのまま乗っていた。
そういうかたはけっこういらっしゃいます。
車体の下側、底に少しの亀裂があった。
古いからできた亀裂か、ぶつけたからできた亀裂かはわかりませんが、
少しの亀裂があいていて、そこからマフラーから漏れた排気ガスが室内に入ってきたと言われています。
でも、通常、車が走行していれば、
排気ガスは後ろに流れるので、室内に充満するほどは入って来ませんが、
この日、6月という蒸し暑い日に、
この男女はお買いものが終わって、
少しの間、車内で仮眠をとったのだろうと推測されました。
蒸し暑いから窓を閉めてエアコンをかけて、
アイドリング状態で車は停止していますから、
マフラーから漏れた排気ガスは、室内の亀裂から、
少しずつ、少しずつ入ってきたと思われています。
マフラーから出る一酸化炭素は無色無臭、
仮眠を取ってしまったために気づかなかったものと推測されています。
この実際の車で測った結果、
一酸化炭素はアイドリング状態で30分で致死量に達したということでした。
もし、車を修理に出していたら
男性がもし、車を修理工場に出していたら、マフラーが折れてちぎれていることが分かったかもしれない。
オイル交換や点検に出していたら
オイル交換は車を持ち上げて作業をすることが多いので、
車を持ち上げたときにマフラーの亀裂損傷は分かったと思います。
点検に出しても、車を持ち上げて作業することが多いので、
マフラーの亀裂や損傷、ボデーの亀裂も、確認できてたかもしれません。
車のオイル交換や点検がいかに大事かということ
車のメンテナンスには、その都度お金がかかりますので、まぁ今度でいいか、とか
今回のぶつけたのはこのままでいいか、
オイル交換の時期が過ぎたけど、もうちょっと乗ろうか、とか
修理に出さずにそのまま乗ってしまうことも多いでしょう。
今回の滋賀県の事故の場合は、いくつもの事柄が重なり、不運な事故になりました。
「もうちょっと乗ってから」
「ぶつけたけどなんともなさそう」
と、もうちょっと乗ってから、というよりは、
オイル交換は、5000kmの定期的に、
ぶつけてしまったら、どんな具合かを、
点検にお立ち寄りください。
(県外のかたはいつも行かれる最寄りの修理工場へ)
ちょっと縁石に乗り上げただけだから、
そういう場合も、乗り上げた箇所が悪ければ、
ブレーキホースを損傷し、ブレーキオイルが漏れ、
最終的にブレーキが利かなくなるおそれがあります。
最近、大きな事故のニュースが何件か起きていますが、
車は時に凶器となり、人の命も奪ってしまいます。
お車のメンテナンス、点検で、防げることがたくさんあります。
車検から車検までそのまま乗りっぱなしにしないで、
愛車に何か不安なことや気づいたこと、
ぶつけた時もそのつどお気軽にご相談ください。
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